ネットで活躍中のボディビルダーであり、猫たちの優しい飼い主でもある喜八さんから、今度は漢字バトンがまわされてきた。
うぉぉ、漢字か!
漢字といえば漢和辞典。
高校くらいまでは、時々漢字辞典を読んだよなあ。
最初のページから順繰りに。
漢字は世界最強の表意文字であり、日本人は、これと、ひらがなとカタカナとアルファベットを渾然と使っているからこそ、多様な文化の受容性、同化力が高く、融通がきくのだと思うが、どうだろう?
さて、それでは。
【Q1】前の人が答えた漢字に対して自分が持つイメージは?
「遙(はるか)」
遥かな、といえば、想像もできないほど遠くのこと。天と地の距離、あるいは水平線の向こう。
それは「自由」であり、「追っても追っても手の届かないもの」であり、
しかあれども、「追うことを忘れてはならないもの」でもあるだろう。
いやしくも男子たるもの(そして女子たるもの)、遥か彼方に「なにか」がある事を忘れてはならないし、
時々は、そこへ目を向けなくてはな。
だが、もうひとつ。それは「死につながる」かもしれないということも、心の隅にとどめておかなくてはいけない!
(そして、それを懼れすぎても、懼れすぎなくても、いけないのだ)。
「雪月花(せつげつか)
中国の詩人は、月をうたい、花をうたっているけれど、目の前の雪をいとおしんだ詩は、ほとんどないような気がする。北征して、寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて、雪が軍旗にはりついてるじゃんーっ みたいなのはみつかるんだが(笑)。
そう、雪月花といえば、それは、まさしく、日本人の感覚だろう。
春は花を。
夏から秋は月を。
そして冬は、雪を。
縁側で、あるいは野っぱらで、間近に見ながら、楽しむ。
加工しない、そして人が介在しない、生の自然を楽しむのだ。
中国の漢詩ならば、その中に人がいる事が条件だろうけど、日本の「雪月花」の精神は、そこに人の介在はなくてよろしい。日本では、人は自然と一体化する。というより、人はあくまでも自然の一部なんだよな。
明治以降、忘れられてきてるけどね。
「直江津(なおえつ)」
直江津……?
地名だ。
聞き覚えのある地名だ。
そうだ、上越の近くだ!(検索してみたところ、現在は上越市の一部?)
だが、上越といえば私にとってはひたすら「スキー」であって、おそらく直江津という地名は、スキー場へ行く途中、目にしたものなのに違いない。
【Q2】次の人に回す言葉を3つ
うーむ……(笑)。いや、とりあえず、指名して回す予定は、私にはないんだが。
もしかして、奇特にもバトンを拾っていく人がいるかもしれない!
だから、やはり3つ選んでおくことにしよう。
「宇宙」
「冒険」
「勇気」
とりあえず、マニアックな言葉ははずしたぞ( ‥)/
いやー、ほんとは「玄空」とか入れてみたかったんだけど(笑)。
【Q3】大切にしたい言葉を3つ
「希望」
「夢」
「信頼」
それは、人生において、絶対に失いたくないものだ。
この3つがなければ、それは死んでいるのと同じなのだ。
そして、絶対に犠牲にはできないものなのだ。
【Q4】漢字のことをどう思う?
前段でも述べたとおり。
世界最強の表意文字!
ものによっては書いたり読んだり覚えたりするのは大変かもしれないが、なーに、大抵の漢字は、なりたちのシステムさえおぼえれば、読めなくても意味はわかるものさ。
表意文字なんだから(笑)。
漢字はイマジネーションを育てる文字だと思うし、クリエイティヴな文字でもある。
【Q5】最後にあなたが好きな四字熟語を3つ教えてください。
「弱肉強食」
生命の基本原則。弱いものは喰われる。
だが、喰われる事で、生命を強者に受け継ぐんだよな。
強者は、弱者を喰うのなら、その命を引き継ぐ事を考えなくてはならない。
野菜だろうと、山菜だろうと、家畜の肉だろうと、野性の魚だろうと。
食べる時には感謝の心を忘れずに。
そして、弱者を助けられる余裕があるのなら、助ける事を忘れてはいけない。
それがほんとうに「強い」という事だろう!
「質実剛健」
理想のライフスタイル。
生活に半端に苦労する事がないのなら、こうありたい(笑)。
とか言いながら、本だのCDだのDVDだのゲームソフトだの……
そういうものが空間を埋め尽くし、質実剛健から遠ざかっていくのだよなあ。
いかんな。
「一気呵成」
現実のライフスタイル、かもしれない(笑)。
なにかやるとなったら一気に行くぞー!
そして、番外。「虎視眈々」。とらだから。
【Q6】次に回す4人へ、イメージする漢字を添えて。
喜八さんが私にいだく漢字のイメージは「拳」なのだそうだ。
理由は、空手をやるから! 押忍。
もっとも、現実には私は蹴り技の方が得意なのだが、やはり空手って、まず「正拳」のイメージが強いのだと思うし、実際、これが一番の基本技だと思う!
まっすぐ、しかも目標直前でひねりこむように、回転も充分に使って突き入れる拳。
正攻法の最たるものだ。
さて、バトンをまわすというわけではなく、単純に。
普段、交流のあるブロガーの皆さんに、一文字ずつ、贈りたいと思う。
具体的には、3月中に、2~3回以上、往来のある人かな。
まず、バトンをまわしてくれた喜八さん。
「撓」(しなう):しなやかなものは、一見弱く柔らかそうに見えるかもしれないが、実は強く見えるものより、本質は強いのです。
つなさん。
「珠」:石の一種ではなく、生物(たとえば、あこや貝)が体の中で形作るもの。柔らかく優しい光をたたえた、生き物が作る宝物。少しずつ、ゆっくりと育つ珠は、つなつなのイメージにぴったり。
ペトロニウスさん。
「鋭」:知性も、生き方も、鋭く切り込むタイプだと思う(笑)。たとえ、時にその切っ先がにぶったり、疲れて青眼から落ちてくるように思えたとしても、研げば再び光を取り戻す。但し、ときに容赦ない事もある。だが、それは必要な容赦のなさ、というものだろう。
いちみさん。
「弾」:ずだーん! ……と、発射される方ではなく、「はずむ」。どんな壁にぶつかっても、壊れることなく、楽しげに弾む事ができる。ぽーんぽーんぽーん! 元気が良くて、かりに動きが止まっても、また投げ上げれば、弾みだすのでは?
もとさん。
「花」:今はいろいろ大変なもとさん。でも、絶対にまた、花咲けるよ。忘れずに。花は弱いように思えても、毎年咲く、強いものなのだ。
rizwordsさん。
「奇」:ことばあそびが得意なrizwordsさんは、人の意表を突く事がお好きとみた! この文字は、奇妙とも使うし、奇麗とも使いますね。
ぐるぐるさん。
「妙」:クリエイティヴをまさしく職業にしているぐるぐるさんには、「妙」。奇妙巧妙、妙なる調べ。創造性と匠の心、それがミクスチュアされたような文字が「妙」ではないかと。
蝶蝶雲さん。
「凛」:きらきら、子犬のワルツの蝶蝶雲さんに漢字をあてはめるとしたら、これかな。ワルツの下に、凛としたイメージがありそうだ。
さあ、当たっていると思う人も、
当たっていなーい! と思う人も、
ご笑覧ということで。
もっこもっこ、とらおどり。
Recent Comments