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March 26, 2005

冗談事ではない少女の家出

私が、ブログ友であるぐたさんのブログ、「読書感情文」で、その記事を見たのは、一昨日の事だった。
ご協力お願いしますってなんだろう?
ぐたさん、時々面白い事やるからなあ。
ところが、読んでびっくり。行方不明の少女がいるのだそうだ。
その情報を、ブログでつのっている、そういう事。
もちろん、ぐたさんのお嬢さんではない。
おおもとの呼びかけは、親御さんのブログ、「つぐみ、どこにいるの」で行われている。そこに、リンクしていきましょう、少しでも広く、情報を求められるように。
そういう趣旨なわけ。
私は、ぐたさんとことリンクしているアメブロ上のブログでは、「記事は必ず本(出版物)にからめて書く」というのを不動のポリシーとしているため、この問題を記事に取り上げるには非常に迷った。
同じブログサービスの同じジャンルで、どの程度他の人が取り上げていくのかというのもあったし、単に情報を転載するだけでは、そもそも、読んでもらえないだろう。
また、ジャンル趣旨にももとる事になりかねない。
(基本的に、ジャンルが設定されているという事は、そのジャンルにふさわしい記事を、ゲストが探しに来るものと私は心得ている。こういう特殊な状況の時は、別でありますけれども)。
事実、ぐたさん以降、アメブロの本・書評ジャンルでも、次々にこの話題を取り上げる人が出てきて、
「今更アメブロで私が同趣旨の記事を出す事もあるまい」
と考えた。

ところが、昨夜、NIFのフォーラム仲間から、ただならぬ話を聞いたのだ。
この問題、昨日はヤフーのニュースヘッドラインにも出てきたのだけど。
現在、2chで叩かれているんだって。
「はあ? なんでまた? まあ、2ちゃんはなんでもヤリますけどねえ」
「それがね、お嬢さんを探しているお母さまが、同人腐女子だというので……」
「(そんな理由で叩かれてるとしたら)けしからん話だけど、2chでしょ? まるごとスルーできませんか」
「即売会でスペースを取っているらしいのだけど、もちろん、ご本人はそれどころじゃないでしょうけど、代理の人がスペースに入るでしょ? そこに、特攻をかけてくるバカがいるのではないかという心配が」
はあ……。
悲しい事だけど、「絶対にあり得ない」話では、ないかもしれない。

同人誌といえども、待っている読者がいるわけで、もし、代理の人がスペースに入って既刊本を売ってくれるなら、それにこした事はないですね。
(親御さんがこの問題を放り出してその場に出てくるなら、そりゃあ問題ですが)。
でも、(代理人による)同人誌販売と、お子さん捜しとは、「全く別の問題」だ。
もし、ほんとに特攻してくるバカがいたら、毅然として
「他のスペースの邪魔にもなりますから、やめて下さい」
と、退去をお願いすべきである。
それでだめなら、会場のスタッフまたは警備員を即座に呼ぶべきである。
で、それらの対処をする自信がないのなら、今回は即売会参加をとりやめるべきだ。
まあ、私が当事者なら、そういう判断をします。

なににせよ、2chで騒いでいる連中がいるだろうことは、想像に難くない。
ネットで大きく扱われる問題があるならば、必ず2chに関係スレが立つのは、ほぼ間違いないんだから。
しかし、そこで叩かれているからといって、「決して反応すべきではない」。
万が一にも、その連中が、2chの外で同じ行為をした場合も、同じこと。
泥沼になる事は目に見えており、精神衛生上、大きなデメリットがあるからだ。
不幸な事に、ネットで何かのアクションを取る場合には、今では、常に、こういうリスクを負う事を、覚悟しなければならないのだ。

それにしても、小学5年生の少女が行方不明になっているというのは、ただごとではない。
たしかに、十代前半って、
「家出したいな」
そう思う事ってあるよね。
でも、実際に家出しちゃう事は、あまりないし、もし家出したとしても、だいたいは数日のうちに居場所がつかめるものだと思う。まるきり行方をくらませるほどの智慧は、持っていないもの。
だから、この事件は、非常に深刻なのです。
思わぬような場所にいて、帰るに帰れなくなっているかもしれないでしょう?
そして、だからこそ、ちょっとした事でもいいから、親御さんは、情報がほしいんです。
考えてもみてほしい。
もう、10日をこえてるんだよ。
お化粧をして、中学生くらいに見えるかも、とはいっても、ほんの11歳かそこらの、幼い少女なんだよ。
こんなに長い間消息が知れないなんて、ただごとではありません。

自分が親だったら、どうですか。
眠れません。
食事だって、食べられないよ。
24時間、1秒1秒、いてもたっても、いられないと思います。

親って、そういうものだと思う。
親が日頃何をやってるかとか、どこの国の人だとか、そういうのは、関係がない。

もし、この件に関して、
「同人腐女子がブログ使って何やってるんだよ」と思ったりとか、
「凄い話題だな。しめしめ、これ利用してランキングあげてやれ」とか、
そんなような不謹慎な事を考えた人がいるなら、私としては、気持ちを改めてほしいですね。
ああ、これ、親御さんを代弁して、なんて事は言わないよ。
あくまでも、私個人の気持ちとして、そう思うのだ。
真剣に考えようよ。
そして、一刻も早く、つぐみちゃんが無事に帰ってくる事を、祈りましょう。
せっかくの、「インターネット」というメディアを、良い方向で、活用したいよね。

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Comments

はじめまして。
全く同じことを思っていました。
せっかくの「ネット」、どうせならいい方向に生かしたいですよね…
またゆっくりお邪魔させていただきます

Posted by: NO | March 26, 2005 at 08:44 PM

NOさん、いらっしゃいませ。
私は、「善意は最終的に悪意に勝つもの」だと思っています。
安易に期待しすぎるのは良くありませんが、冷静に、良い意味でネットを活用していけるといいですね。

Posted by: とら | March 26, 2005 at 10:37 PM

とらさん、こんばんは。

私もたまたま「つぐみ、どこにいるの」を見て、心を痛めていました。
理屈も何もなしで、早くつぐみちゃんが見つかるといいなと思っています。

それにしても「つぐみ、どこにいるの」ブログのコメント欄に、なんだかイヤガラセめいたことを書いている人がいて驚いていました。。

とらさんが書かれているような事情があったのですね・・・。

しかし、これはとらさんが書かれているように冗談事ではないですからね。お子さんがいなくなって半狂乱になっているに違いない母親に対して心無い言葉を投げつけることができる人間というのは・・・。

これ以上は言うのをやめておきます。
とらさんのブログを汚したくはありませんから。

Posted by: 喜八 | March 27, 2005 at 11:13 PM

喜八さん、いらっしゃいませ。
娘が家出をしたのは家庭がどうこうじゃないかとか、
警察にとっては日常茶飯事だからどうだとか、
いろいろ言っている人もいますし、これだけ大きなネット上の事件になれば、どんな意見も出ては来るのでしょうけど、
普段の家庭とかそんな事はどうでもいいと思っています。
今、親御さんが心をいためて、必死につぐみちゃんを探しているというのが一番大事です。
純粋に、11歳のお嬢さんが親御さんのもとに戻ってほしい。それに尽きますよね。

Posted by: とら | March 27, 2005 at 11:42 PM

とらさん、ありがとうございます。

私は感情が高ぶるとあまり書けなくなってしまうのです。
とらさんの記事を拝見し、こんな場合にこそきちんと調べ、言葉を尽くし、冷静に皆に情報を伝えることが大切なのだと改めて思いました。
「ネットでは何でもあり」とニセ札を作った人が言ったそうですが、何でもありの世界だからこそ深く考えなければ他人、自分を傷つけてしまうのですね。
私には子供はいませんが、それでも悲しい。
もちろん、どんな感情を抱くかは人それぞれ、全くの自由なんですが、「何でもあり」の世界で自由だけを振り回していると弱肉強食の世界になっちゃうんですよね。

Posted by: フーシェ | March 28, 2005 at 12:52 AM

フーシェさん、いらっしゃいませ。
ネットは国境がないし、ほんとに「なんでもあり」です。
でも、だからこそユーザーが責任感を持たないといけないと思ってます。
悪貨に駆逐されないように、お互い、がんばりましょう!

Posted by: とら | March 28, 2005 at 10:17 AM

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