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May 18, 2005

[研修会] 型

型は、完子和、完周、十戦、十三まで見てもらった。そのあと、団体での練習、竜虎に参加。
ところで、型を演じる時には、気合を入れるのだけど、うちの館長先生は、「気合は最後一回だけで」と指導しておられた。
でも、高宮城先生は、「まんなかあたり一回と、最後一回、入れましょう」とおっしゃる。その際、同じ技で気合を入れない方が良いのだそうだ。

○ 完子和(かんしわ)
平手回し受けはしっかり。正拳突きはもっとスピードをつけて。
向きをかえる時は、先に頭をまわさない(この点は、今まで道場で指導されてきた内容と違う)。足を踏み出すのと同時で良い。
まんなかあたり。肘撃ち(気合)、この後の裏拳で、ちょっと間をおく。
最後の小拳突き、おさえの左手に右手の小拳が重ならないようにする。
引く時、下の拳で上の小拳が隠れるように注意。

○ 完周(かんしゅう)
三戦打ちの後の、両手の突きは、平拳で両側から正確に相手のこめかみを狙う。
貫手の時の、おさえ。回し受けの要領で、相手に逃げられないようしっかりおさえる。
両手の正面弾きは、両拳を胸に引きつけた状態から、まっすぐ斜め上を狙って、瞬間的に打つ。

○ 十戦(せいちん)
山城先生によると、鯉の尻尾撃ちはやわらかく、鯉が泳いでいるように。比嘉先生によると、手首のところで、鋭くしっかり。おさえる時は、やわらかく(共通)。
金的潰し。両手とも体の中心によりすぎているので、まっすぐ前後に動かす感覚で良い。
すくい受け猫足立ち。方向転換したら、「すぐ」、この形に入る。<もう、「級」のやりかたは卒業するようにと(汗)
猫足立ちの、つま先を置くのは、ゆっくりと。
目つぶし。なるべく、素早く。
虎の構え。すくい受けの時より、さらにゆっくり。新政先生によれば、まず左手で払い、右手は回し受け、体の中心線をずらさない。高宮城先生によれば、両手はほぼ同時。足のつま先は2拍ゆっくり数えるつもりで、おろす。

○ 十三(せいさん)
金的潰し。指先の向きに注意。(時々、逆になってしまう!)
左の正面蹴りの後、相手の頭をおさえる時、視線もちゃんと相手がいるはずのところを見る。上げない。
下段の小拳突きは、必ず、拳を腰まで引く。
四股立ち、両手の構えはゆっくり、ここは三戦と逆に両前腕がおおむね並行になるくらいの角度。
片足立ちになる時は、後ろへ跳ぶ。ただし、ここでよろけるより、距離が短く上に跳ぶほうが、マシ。この時、右手は「敬礼」のように手のひらが下になるように。正面からみて手のひらが見えてはいけない。左膝はなるべく高く上げる。足首はのばす。
最後の四股立ち。ここは、前へ飛び、着地と同時または着地までに左手の回し受けを終えている事。
十三は、団体で演武する時のコツを教えてもらった。
最後の、跳ぶところは、リーダーが気合をかけ、それにあわせて跳ぶ。
それ以外は、必ず、「前の人にあわせて動く」。当然、前列にいる場合は、自分が基準になるが、向きを180度かえた時は逆に後列の人(向きをかえているのでこちらが前列になる)にあわせて動く事になる。

上地流系では、鍛えのための三戦を入れて、8つの型があるのだけど、今度その上に、「竜虎」という型が新しく作られた。
今までの型よりも倍近い手数で、しかも、腰を深く落とすようになっている。これは、上地流の原型に戻るという趣旨なのだそうだ。

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[研修会] 基本的な事

入門して半年くらいはいざしらず、時がたつにつれて、基本が歪むというか、クセがついてしまうと思う。
で、指導してくれる人によっても、見る場所、注意する箇所が違うのだけれども、同じ道場内では、それも限界があるわけだ。
うちの道場は、交流のある他の道場より、有段者が多いので、その点でも恵まれていると思うけれど、それでもやはり、穴はできていると思う。

今回の研修会では、沖縄から来た先生が、3人。
それと最終日は、1クラスのみだけど、杉並の方に道場を持っている先生が参加したので、いつもとは違う4人の先生に、教えを受ける事ができた。

ともかく研修会の内容が濃密だったので、自分の中で文章に書けるくらい整理するのに、ちょっと時間がかかってしまったが、忘れないうちに、いろいろメモしておく事にする。

さて、ネット上にしろ、オフラインでにしろ、つきあいの出来た人はともかくとして、ネットに公開されたメディアでこういう記録をつけるという事は、
「あそこの流派では何をやってるのか。あわよくば自家薬籠中のものしてやろう」
という下心で見るような人も、いるかもしれない。
だから、こういうものをネットで書いていいのかという疑問もあったわけだけれども、沖空会本部の高宮城先生は、
「(他の流派の人が)もし盗みたいなら、自由に(技を)盗ませれば良い!」
と、おっしゃる。
上地流系は、悪く言えばおおざっぱであり、良く言えば、とても懐が深い流派だ(笑)。
写真OK、ネットOK……つくづく、私に向いた流派だ(違

型のことは別記事にするとして、それ以前の、基本的なこと。

・三戦の両手。左右の前腕が並行になりがち。これは、正面に向かって、やや、\ / の形でなくてはならない。
・三戦の両手。角度がやや天井に向きすぎ。45度くらいの角度が良い(ただし先生によって角度はそれほど気にしない人もいる)
・三戦立ち。足の幅が、意識していないと、ずさんになる。幅が狭く、タテがややあきすぎになる傾向に注意。

・正面蹴り(前蹴り)。足先(そくせん)を使うため、足の指は締める。第一指と第二指の間に注意。<ここは自然の状態では開きやすい。
・正面蹴りのコツ。親指の先端があたるようにする。第三指以降の指が当たってはいけない。
・蹴りは膝から。膝で蹴るつもりで上げる。瞬発力を使って鋭く蹴り、鋭く引く。<後足蹴りは特に難しい

指導員の資格を持っている参加者が、くちぐちに言っていた事だけど、
「ふだん、自分が他人に注意している事を自分が注意されるね」
もちろん、同じ注意を受けても、内容のレベルが違うと思うんだがなあ(笑)。
でも、ほんとうです。

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May 14, 2005

上地流系空手道特別研修会

昨日の夜から、始まってます、研修会。
沖縄の本部から7~9段の先生が3名「も」来ておられます。
昨夜は有段者だけのセミナーのはずだが……。
なんで私がメンバーに入っているのだろう(汗)。
「とらくんには早く黒帯をとってほしいと思っているので」
って館長先生それは初耳、じゃなくて、内心引きます(汗)。
そして、参加者中下から2番目に若いので、「かわいがられ」ました(汗)(笑)。

それはさておき(笑)。
さすが本場、というべきなのか。
小手鍛え(うちの流派は、組になってがしがしばしばしどしどし、という感じでお互いの体をまんべんなく打ち合う、小手鍛えという鍛え方があります)は、新たな方法を指導してもらった。
うちの道場でも日頃やっているやり方以外に、まったく初耳なものもある。

面白いのは、足先(そくせん)蹴りの正しいフォームを身につけるために、これまた二人で組んで、「蹴り合う」。
フォームのためなので、力は入れないんだけど、正面蹴り(前蹴り)と回し蹴り、きっちり、足先を相手の「腹」に入れます(笑)。軽くといっても、ちゃんと呼吸法してないとこれはきついはず。<いや、してましたから!(笑)
きついはず、というのは、セミナーの後他の人に伝える時、その点を注意しておかないとという事。
で、単に空を蹴るとか、タイヤやサンドバッグを蹴るのとは違って、実際に相手の体を蹴っていると、不思議と、中心線の微妙なブレや、膝の角度などがきちんと決まってくるという事。
なんでだろう。不思議だ。
生きた肉体が相手という事で、注意深くなるのかな?

足先蹴りで改めて注意された点。
・ つま先は締める(足指が開いていると危険)
・ つま先をまっすぐに伸ばす。親指の先を使って蹴る。(角度が内股気味になってはいけない)
・中心線をしっかり保つ(重心を決して左右にずらしてはいけない)
・鋭く突き刺せ

ところで、昨日はたまたま、参加者中一番若い初段のTさんと一緒に、山城先生の教えを受けた。
Tさんは20歳そこそこだが、キャリアは長いのだ(彼は中学からしているので)。
で、私はわりとTさんに教えてもらう事が多かったりするんだな。
型を見てもらっていた時、私が注意された点、ほとんど、Tさんと共通なのな。
で、あとでTさんが言うことしきり、
「自分の悪いくせまで伝えてしまっている」
いや、理論上「これではまずい」というところもあるわけで、何もかもTさんの責任というわけではないと思うのだけれど、やはり「教える側」の責任はでかいし責任感はきっちり持っておかなければならないな、と思ったヒトコマだった。まあ、教えられる側も、甘えていてはいけません(笑)。

さあ、それでは、軽くメシ食って今日も行ってきます!

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May 11, 2005

最近見学に来る人

うちいの道場って道路沿いにあるから、時たま、
「見学させてください」
っていう人が来る。
不思議と、30代くらいが多いみたいだ。
で、これまた不思議なことに、体型が似ている。
なんつうか? 細長い感じ。
別にその年代だからそういう体型ってことはないと思うんだけどなあ。

ところで、うちの館長先生は門下生を増やすのに全く熱心じゃない。
商売で教えていないからっていうのはあると思うけど、あんまり人数が増えると大変だと思っているらしい。
だから、見学に来る人は、さりげなく脅してるのがわかる(笑)。
「うちの空手は非常に激しいですから、どうしてもやりたいという熱意がある場合だけ、来て欲しい」
俺がそう言われたら、絶対! てな感じで入ったと思うんだけど(ていうかそうしたと思った)、
見学した人が道場に実際に練習しに来る事が、ないんだよな。
館長先生に脅されたせいなのか。
それとも、ガンガン撃ち合いするのを見て、やっぱ怖くなるのか。
なぞ。

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May 09, 2005

それは、門外不出

日曜日の古武道、先制がデジタルビデオカメラを持ち込み。
門下生の型をひとりひとり録画して、どこが良くてどこが悪いかを、その場で映像と一緒に説明してくれた。
単に口で言われるより、非常にわかりやすい。
ところで、この映像なのだけど。
古武道(琉球古武道保存振興会)では、ビデオや写真の撮影、基本的に禁止なのだそうだ。
いや、もちろん、日曜に先生がやったように、自分や門下生の稽古・研究のために撮影するのはOKなんだけど。
部外者が撮影しちゃいけないらしい。
同じ流派の者でも、たとえば沖縄に行って、本部の先生たちの演武や指導を撮影して帰ってもいけない。
また、もちろん、門下生が撮った自分のビデオをよそに見せるのもいけない。
たとえ同じ流派の他道場であっても、だめなんだそうだ。
どうしてかというと、写真やビデオをよそに流すと、それを見て、独習されてしまう。
たんに憶えられるというのだけならともかく、そこで我流の稽古をされてしまうと、流派が分裂する原因になってしまうというんだな。
……なるほど。
けっこう、うるさいようでも、ちゃんと理由があるわけで、それはそれで正論だと思う。
だけど、あまり門外不出にしていると、世間的な知名度は、上がらないような……。
なるべく原型を崩さずに保存し、伝える事が優先という事なんだろうけど、「技」として保存するには、やっぱり、やる人が多くなる方がいいんじゃないのかなあ。

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May 08, 2005

型の手順をノートする

先週の古武道の時、型を早くおぼえるために、ノートに書いていくといい、と言われた。
で、とりあえず、もう憶えている周氏の棍と、おおむね憶えている津堅志多伯の釵はいいとして、
赤嶺のヌンチャクを書いていく事にした。
ノートに一手ずつ書いていって、暇のある時にそれを繰り返す。
おかげで、今日通してやってみて、ほとんど憶えているのを実感。
憶えていない部分は、細かなところだ。
古武道は道具を使う分、練習するのにスペースが必要だから、そいうう場所の確保ができない時に、これはいい方法だなあ、と思った。

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May 02, 2005

昇級審査をする意味

昔は、白帯黒帯の区別すら、当然、なかったのだ。
その後、黒帯っていうやつが出来て、次にだんだん、色帯(級)というやつが登場したわけだよね。
で、私が十代の頃までは、
「色帯は、審査料という名目で、カネを取るためだ」とか、
「武道をやる子供が増えたし、また、子供の入門者を増やし/飽きさせないため、色帯を作った」
なんて話を、しばしば聞いたような気がする。
そういう背景があるのと、
あと、黒帯取ると、たとえばケンカなどをした場合、「凶器を持っている」のと同等、とみなされてしまうよね。
それで、大学時代は、私のまわりでは、なんとなく、
「段は取らない方がいい」
「色帯はかっこわるい」
と言う奴が多かったのだ。

ケンカの時云々ってのは。
別に不良でもなんでもないんです(笑)。
ただ、やっぱ、十代の頃に何か武道をやるっていうのは、基本的に
「強くなりたい!」
これがあるわけじゃない。
で、別にみずからケンカをしたいわけじゃないけど、
「売られたケンカならいつでも買うぜ」
みたいな気持ちだったりするわけだ。

まあ、そういうのと。
「最強の白帯って、なんか、かっこよくないか?」
ってのも、あった。
私も、剣道やってて、そういうの取ろうとは全然思ってなかったな。
まあ、剣道の場合、柔道や空手みたいに、目立って色をつけた道着を着るとかじゃないけれど(笑)。

ところで、今期の昇級審査の話が道場で出た時に、
「Kuさんにも、そろそろ審査受けてもらわないと」
なんていう話が出た。
べつだん、うちの道場では、昇級審査を強制したりはしないけど、はなから、
「なるべく昇級していって、初段までは取りましょう」
なんて話を、よく、館長先生が、するのだ。
初段を取れば、あとは続けてもいいし、別の流派にいってみてもいいし、やめてもいいし、という事だ。
なので、昇級審査を何かの理由でパスする、というのも、「ダメ」とは言われないけれども。

Kuさんの場合、最初の昇級試験は、パスしている。
で、次の昇級試験も、本人は受けたくないと言ってる。
「まだ体力に自信がないから」
とか言うんだけど、本心はどうなのかなあ。
私が忖度する事はできないけれども、仕事が忙しいから当日来られないとかいう理由では、なさそうな感じ、と有段者の面々は思っている模様。
で、K先生が言うには、
「最強の白帯を目指すのも悪くはないかもしれないけど、結局、白帯のままだと、白帯だっていう甘えが出るからね」

白帯の甘え、とはどういう事だろう?
K先生が具体的に言ったわけではないけれども、たぶん、
「白帯だから、これこれはまだやらなくてもいい」とか
「白帯だから、後輩を積極的に指導したりしなくてもいい」とか、
「白帯だから、動きにアナがあっても強く言われない」とか、
そういう事があるんじゃないかなあ、と思う。
級が下の方(てか、白帯は「級外」ですが)の方が、よく面倒見てもらえるしね。

これは、私が、
「とらくんは次の審査で茶帯で、そうしたら黒帯は目前になるからね」
と、いろいろ脅された(笑)、その内容から類推する事だ。
もともと上地流では、レベルが(今でいうと、段とか級が)上の者が、自分より下の者を、マンツーマンで指導してきた、という伝統があるそうだ。
そこらへんもあるのだろうけど、級が上になるほど、下の面倒をみさせられる。
ということは、その級「なり」の、実力がないと、みっともないから、本人がそれ相応(以上)に、努力をしなければならない。そういうプレッシャーがあるよね。
なにもかも教えてもらうんじゃなくて、自分で考えて稽古をするとか。
指導する事が増えるとか。
だんだん、責任が重くなっていくわけで、本来、
「自力で稽古をする段階になる」とか
「入門者を指導する」
という責任のある、黒帯の負っている自覚や責任の、なんていうかなあ。
大きさ。
それに、だんだん近づいていく、ていうのがあるようだ。

まあ、ある日突然、黒帯をしめるようになって、
だから、いきなり後輩を指導しろとか、自分で稽古しろとか言われちゃうより、段階的にそうなっていく方が、良いという事なのだろう。

にしても、下の級にとどまる事が、甘えにつながるとは、思わなかった。
やはり、常に上をめざして奮励努力をしなければいけない(笑)。

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May 01, 2005

前進、でもワナあり

今日の古武道は、我ながら微妙な内容(笑)。
まず、棒は、周氏の棍のOKが出て、佐久川の棍に進める事になった。
だが、佐久川の棍って、手の持ち替えがすげー多い!
そっちに気を取られて、周氏の棍で出来ている事が、出来なくなってしまう(笑)。
もうひとつは、一箇所、右を深脚して、体を沈めるところがあるんだけど、まあ深脚するのはいいとして、そのあと、下を打ちながら右足だけで立ち上がってすぐ前に寄り足っていうのが、つらい!
右膝、靱帯を一度いためてるからね。
よろってなるので、
「若いんだからしっかり!」
とか言われた。うがあっ(笑)。

で、ヌンチャクだが。
今やってる前里のヌンチャクっていう型は、おお、なんとか憶えたじゃないか(‥
細部はまだだけど、とりあえず、手順は憶えた感じ。
でも、ここでも問題がある(笑)。
なんせ他の人に比べ、ヌンチャクをやってる時間が短いっていうのもあるんだが、基礎ができていないんだな。
いや、最初から、こういう、直線じゃない武器ってちょっと腰が引けてたのもいけないんだが(私がやりたかったのは、そもそも、棒術と、釵術)、あー、振れない。
手順を憶えても、きれいに振れないと意味がないので、ちょっとGW中は、家でも練習しよ。
ところが、振る(ていうか、打つ)練習をしている時に、左の親指の関節を思い切り打ってしまったのだ(笑)。
いってー。
これが尾をひいて……。

釵の練習に入った時、打った親指が痛くて、ちゃんと握れないのだ。ぐはあ。
ちゃんと握れないってことは(釵は金属でできている分、重いので)、ちゃんと突けない、打てないっていう事に。
型の途中、焦って、ど忘れしちゃった。あーあ。
終わりの方は、なんとか握れるようになったので、良かったけどね。

内容は微妙だったけど、進めたところは進めたって事で、3時間半、結果的には充実してたかな。

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