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June 21, 2005

Musical Baton

Musical Baton って知ってるか?
私はつい最近、友人、ぐるぐるさんのブログで目にしたのだ。
いやーなんだろうこれは、と思っていたところ、これまた同じブログサービス内の友人であるつなさんのところを経由して、ここにまわってきた。
おー、来たか!
で……Music Baton とは。
つなさんも紹介している、はてなダイアリーのライブラリが一番よくまとまってるみたいだな。それによると、海外に発したブログ用のイベントで、音楽に関する質問をまわしていく、というものだ。
ほうほう。
しかし、5人にまわす、というところは、なんとなくチェーンメール的でもある。
まあ、「この企画をまわさないと不幸になりますよ」なんて脅迫がない点は、良いのだが(笑)。
強制力がないとはいえ、チェーンメールなんじゃ……と、つなさんも心配していたのだが、確かにこれはちょっと微妙ではある!(笑) かといって、すぱっと断ち切るにはちょっと惜しい気がする。
そこで、私はこういう方法を採る事にした。

まず、自分は、楽しんで記事を書いてしまう。
ブログをリンクしている友人知人のなかで、このところ音楽関係の記事を書いている人に、リンクする。
ahahaさん、霧狼さんのお二人。
ただし、お二人がこの企画に乗るかどうかは、むぁーったくの、ご自由。
枠はあと3つあります。
「乗ってみたい人ー!」
もし、ノリ良く、「いいぞー」という人がいたら、この記事へのコメントか、メールをくれたなら、喜んでバトンをまわします。メールは、ブログの隅にメールリンクをはってあるので、そちらからどうぞ。(但し、コメントの方がブログ主の反応は早いと思います)。

いやあ、前置きが長くなってしまったな。

さて、それでは、バトンの内容、つまり質問について、ひとつひとつ答えてみようか。

☆ Total volumn of munic files on my computer.
PCに入っている音楽ファイルの容量を尋ねているわけだ。これは、私の場合、今現在、ちと難しいのだ。
というのは、リアルプレイヤーにあいそがついてるところで、メディアプレイヤーに乗り換え中なのですよ。リアルプレイヤーのファイルを削除して、メディアプレイヤーの方にCDなどのデータを入れ直してるのな。今現在、メディアプレイヤー用のデータが360Mbほどだが、これは日々増えるはずで、リアルプレイヤー用の方は、限りなく0に近づいているけれども、どうしても削除できないものなどもある。
まあ、あわせて370Mbほどだよ、ということにしておこうか。
どっちにしたって、既存のファイルの入れ替えは、わりとやることだしな。

☆ Song playing right now
今聞いている曲。今っていつだよ!(笑)
バトンがまわってきた時(コメントのお知らせをメールで受信した時)は、たまたま、何も聞いていなかったのだ。
というのはですな、その夜、つなさんがブログを置いているAmeba Blogが、死~ぬ~ほ~ど~、重くて、なんとかつなさんとこにつながったのはいいものの、なんと、新記事がブログ上に反映されていなかった!(笑)
私自身、同じブログサービスに、メインのブログを持っているのだけど、こちらに至っては、ぜ~んぜん、つながりもしない。
しかも裏でチャットはしてるは、メッセンジャーで話してるは……。
プレイヤーで音楽をかけている余裕がPCになかったんだな。
なら、これを書いている「たった今」は?
マル・ウォルドロンによる"Left Alone"がかかっております。

☆ The last CD I bought
もっとも最近購入したCDっすか。
石田燿子の「OPEN YOUR MIND~小さな羽根をひろげて~」
なにかっつぅと、アニメーション『ああっ女神さまっ』の主題歌だ。なかなかメロディラインがきれいな曲なので、買ってみたのだ。
「アニソン? おまえ、おたく?」
とかいう人がよくいるのだが、アニソンといっても、バカにはなりません。
(そして、私は、「おたく」という言葉が、死ぬほど嫌いだ)。

☆ Five songs(tunes) I listen to a lot,or that mean a lot to me.
いや~、5曲に限定できるってことはないよな。そこはそれ、精選して推薦すべきだろう。
それにしても5曲ですか。
うーん、5曲か!(笑)
じゃあ、各ジャンル1曲ってことでいってみよー。

1 [古楽] Lachrimae (John Dowland)
ルネッサンスのリュート音楽ってやつが好きなのだが、その中でひとつ選べと言われたら、これだろう。
イギリス、エリザベス朝の宮廷音楽家、ジョン・ダウランドの作曲したもので、リュートの独奏曲として有名。タイトルは「ラクリメ」と読みますが、「涙のパヴァーヌ」と呼ばれる事もある。
まあ、ラクリメというのは「涙」という意味なのだがな。
ふつーは、イエス・キリストの死を嘆くマリアの流す涙の事をさすのでは!
とはいえ、宮廷音楽なので、宮廷舞踊の粋であるパヴァーヌの名が冠せられるのもいとおかし(笑)。
パヴァーヌは、孔雀舞なんて書かれる事があるが、本来、スペインの宮廷舞踊なのだそうだ。ゆっくりとした四拍子で、私は舞踊を実際に見た事はないが、荘重かつ美しいものだと音楽辞典などは説明している。
単にパヴァーヌと言うのなら、フランス近代音楽にいいのがいくつかあるよな。たとえば、有名な、「亡き王女のためのパヴァーヌ」(ラヴェル)とか。フォーレのパヴァーヌも、またよし。
ともあれ、ダウランドのリュート曲集は、CDでもわりと出ているので、ルネサンスを舞台にした物語を読む時は、BGMにお勧めだ。
"Lachrimae" の他に、"Melancholy Galliard"(メランコリー・ガリアード)なんてのも良い。ガリアードというのはこれまた宮廷舞踊なのだが後世のワルツなどよりよほどゆっくりとした三拍子。そりゃ、ローブ・デ・コルテで踊るんだからあまり速い拍子のものはムリなんじゃなかろうかと思われる。少なくとも速い拍子のものは「はしたない」と思われてたであろう。たぶん。なかなか、宮廷人の憂鬱(ちょっと、気取った憂鬱)が思い浮かぶ曲で、浸るにも良いが、そういう意味では面白味もある。
面白いといえば、べつだんダウランドは、根暗な曲ばかり作っているわけではなくて、小粋で明るい小曲なんかもたくさんあるのだ。

2 [クラシック] "Johannespassion"BWV245 (J.S.Bach)
では、次。クラシックに行こう。ああ、迷うぜ迷うぜどれにしようか(笑)。
ロマン派前期もロマン派後期もフランス近代も民族楽派も、いいのがいろいろあるんだが……。
やはり、単純に、純粋に、ともかく、良く聞くやつ。といったら、バッハだろう。
問題は、バッハだって棚にはCDが積み上がってるという事だ。じゃあ、その中から何を選びますかね。
「ヨハネ受難曲」かな。バッハの曲の中では、たぶん、ややマイナー。
これ、台本はマタイ伝からも取られているそうだが、基本的には、ヨハネの福音書によるイエス・キリストの受難を描いたものだ。ドイツ語で歌われております。
受難曲は、ともかく、なーがーいー、のだが、気分を落ち着けたい時、落ち着いた気分で何かしたい時には、もうこれに限るのだ。
これ以外にバッハといえば、パルティータとか、平均律なんかも聞くのだが、これは、「ピアノで演奏したやつ」「ハンマークラヴィーアで演奏したやつ」「ハープシコードで演奏したやつ」など、ともかくバージョンが山のようにあるわけだ。ピアノやハンマークラヴィーアも良いが、好みとしてはハープシコードが一番かな。
オルガンも、勿論悪くはない。でも、平均律に関しては、「平均律という調律法をすばらしいと思ったバッハが、平均律のために作曲した」と考えると、そういう調律法を必要としないオルガンでの演奏は、本筋でないような気がする。
小曲でいうと、「シシリエンヌ」なんかもいいねえ。
ところで、クラシックの項目で、とりあげるかどうするか迷ったものに、カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」があるのだ。これ、映画『エクスカリバー』で、第1曲の「運命よ、世界の女王よ」が使用されてからこのかた、いろんなシーンで、この第1曲「のみ」がやたらと使われて有名になってしまった。
ちっ……。つまらん。
「カルミナ・ブラーナ」は良いです。ラテン語と、中高ドイツ語と、フランス語で歌われております。合唱に参加した事があります。これが大変だが面白いんだ(笑)。
中世の放浪学生などが作った唄をもとに、現代の音楽家であるオルフが作曲した合唱曲ということで、歌詞は、中世的なイメージに充ち満ちている。問題の第1曲を別にすると、私が好きなのは、「黒こげになる白鳥の唄」。ほぼまんなかあたりに登場する歌なのだが、なんと、宿屋で、客のために焼かれつつある白鳥がみずからを歌うという内容で、これを担当するソリストは、テノール。通常のテノールよりもっと高い音域を要求されるため、この曲によって、「カルミナ・ブラーナ」の演奏は、かなり左右されてしまう! ……と、言っても過言ではないだろう。
酒場で村人が飲む騒ぐ歌とか、decius様(サイコロの事だ!)、つまり賭博によって身を持ち崩している男の歌とか、歌詞の内容がわかると、大笑いできるものもいろいろ。
終曲ひとつてまえの、「ブランチフロールとヘレナ」は、中世のロマンス(今でいう恋愛ものじゃないぞ)に由来する。

3 [ジャズ] Left Alone
マル・ウォルドロンによって作られたジャズの名曲。ビリー・ホリデイが歌ったそうだけど、残念ながら、私はその歌は聴いた事がないのだ。どこかにありませんかね。
なんつってもオールディーズだから、いろんな人がいろんな楽器で演奏しており、いろいろと聞けるのが良い。
当然、いろいろな、「ジャズ名曲集」にも入っていたりするのだが、私がその中でもわりとよく聞くのは、映画『キャバレー』のサントラ。アレンジが良いのだ(笑)。
いや、小説の方が好きってのもあるけどな。
映画も評判になったんだけど、残念ながら見ていません。小説でも主人公を喰うほどの存在感だったヤクザ、滝川を演じているのは鹿賀丈史。いい演技だったという噂。
ともあれ、今の栗本薫については言いたいことは鬼のようにあるのだが、『キャバレー』は良かった。
「ああ、ジャズってこういうものかな」
という、スピリットみたいなものを、主人公が探求していく姿、そこにからむ悲しい事件、人の姿、そういうものが良いのだ。それそのものが、ジャズのスピリットっていう感じがするのだな。

4 [ロック] Hydra (TOTO)
ロックも迷ったねえ。Duran Duranの"RIO"とどちらを取るか、最後まで悩んだが、かける率はこっちのが高い、というのと、内容が好きなので、TOTOの"Hydra"を選択。
TOTOといえば、"Rosanna"とか"Africa"とか有名な曲はたくさんあるのだが、私は、アルバムタイトルにもなっている"Hydra"が一番好きだ。最初はLPで購入したのだが、後にプレイヤーがCDメインになったため、CDでも再購入した。やれやれ。もっとも、これは"RIO"も同じですな( ‥)/
これ、非常にわかりにくい曲だ。いや、メロディーがではなく、歌詞の内容が。
乙女をめぐって竜とわたりあう若者、という、おそろしくオーソドックスな英雄譚をなぞりながら、舞台は現代のニューヨークと思われ、そういうストーリーに擬した……ううむ、何を歌っているのだ(笑)。
日本語にもむちゃくちゃ訳しづらかったと思われる。英語の歌詞を見て訳詞を見ても、
「むぅぅぅぅ? 間違っちゃいないがなんか違わないか」
という雰囲気むんむん。じゃあもっとうまく訳してみろよと言われれば
「できねえ」
と言うしかない。うまくあてはまる日本語が、みつからない感じ。
英語で感じるしかありません。なんかシュールで、面白い曲なのだな。
でもって、アルバム2曲目にあたる"St. George and the Dragon"は、そのまた続編みたいな感じで、こちらも好きだね(2曲目の方が、内容がわかりやすいという話もあるが)。たいてい、セットで聞く事にしています。
なんつか、TOTOのこの2曲は、内容が妙にシュールで、他のロックみたいに、ストレートに感情を爆発させていない、ひねくれたところが好きなのだ。
それを言えば3曲目に入っている"99"も、ラヴソングで、いい感じだが、いまいちわからんところが多い。そもそも、相手への呼びかけが「99」ってなに。おまえの恋人はコードネームか番号で呼ばれているのか!(違。
もっとうんとわかりやすい"Africa"なんかも好きは好きなんだけどね。どうもこういう、シュールな方に惹かれてしまうのであった。
ところで、これまた余談になるが、アルバム"HYDRA"で困ったことは、もうひとつある。歌詞カードがまともじゃないのだ。LPの方は、レコード盤を入れる、黒い紙のジャケットに、白い「手書き文字のまんま」で歌詞が印刷してある「だけ」。いやあ読みづらいぞ~。
CDが出た時、今度こそブックレットで読みやすくなってるんじゃないかと期待したところ、なんのことはない、LPの紙ジャケットをそのまま印刷しただけであった。白地に黒になっただけ、「わずかに」読みやすいと言えなくはないが、あんまりかわらない。しかも、全曲そうなっているかと思いきや、LPもCDも、第1曲の"Hydra"のみは、普通に印刷してあるのだ。なんでだ。

5 [民族音楽] Shanama (ペルシアの『王書』)
ethnic、と本来言っていたが、最近CDショップに行くと、たいてい「ワールドミュージック」となってるね。まあその方がわかりやすいのだろうな。しかし、なんかチープな気がしてこのジャンル名は嫌いだ(笑)。
ま、ともあれ、私は民族音楽が好きだ。諸般の事情で思う道に進めていたならば、中近東の比較伝統音楽を専攻するはずだったのだ!
というわけで、ラストは中近東の伝統音楽を選ぶ。
んでもって、やはり中近東といえば、芸術の精華は、ペルシアかインドか、になるわけだ。
これを比べた時、私はペルシアの方が好きなんだよな。そもそも、バートン版の『千夜一夜物語』が十代の頃の、私のバイブルのひとつだったというのがあって、アラブ圏の音楽に一番興味を持っていたのだ。アラブの音楽はそれはそれで良いが、芸術性ということだと、ペルシアに負ける。イスラム文化華やかなりし頃(およびその前)は、あのあたりで一番すぐれていたのはペルシアの芸術なのです( ‥)/
さて、ペルシアというと、田中芳樹が『アルスラーン戦記』なんつぅものを出していて、
「しかも、完結させる気ないだろ! おい!」
なものなのだが、この作品は、『王書』はじめ、ペルシアの神話伝説・歴史などを読んで設定を調えたという話がある。私から言わせれば
「通し読みしただけだろ?」
いや、別段ペルシアの歴史物を書いてるわけじゃないんだから、こなせてなくてもそれはいいんだけどな(笑)。
ともあれペルシアの神話的英雄叙事詩として有名なのが『王書』、Shanamaであります。
これは、一種の吟遊詩人のようなものが、歌い上げていたということだ。中国で『西遊記』が、日本でも辻で講談などが、語られていたのと近い形だな。
そして面白いことに、この朗唱は、途中、拍子をとって数字を数えております。
これはね、解説によると、ペルシア式体操の伴奏として使われるんだそうだ。物語は、英雄ルスタムの部分にあたる。武勇にすぐれた偉丈夫であるルスタムにあやかってそういう部分を使うんでしょうか。
さて、これは朗唱なので、あまりペルシアの声楽の特徴は出ていない。ペルシアの声楽も良いものなのだ。さながら鳥がさえずるように、特殊な「こぶしをきかせた」歌い方をする。
こういう歌い方は、モンゴルにもあれば日本にもあるのだが(モンゴルの「長い歌」と日本の「追分」は、非常に似ていると言われる)、ペルシアの歌い方が一番華麗。
現地の人は「それが音楽である」とは絶対に認めないだろうが、祈りの時間を知らせる「アッザーン」や、コーラン(クルァーン)の朗唱なども美しい。
器楽でいうと、ペルシアなら、打絃楽器であるサントゥール、その他のアラブ圏ならリュートの同族であり、リュートより音域の低い、ウードの演奏に限る。『千夜一夜物語』で、ハルン・アル・ラシッド教主がおしのびで街を歩く話などを読みながら聞くには、ウードに限るかもしれない。

ではそろそろ、バトンを回してみよう、ということで。

☆ Five people to whom I'm passing the baton
・ Ahaha堂本舗(Ahahaさん)
・ 33歳からの空手do(霧狼さん)
3人目以降は、未定(参加者募集中)。

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Comments

こんばんは
今からTBさせていただきまぁす。

Posted by: ahaha | June 21, 2005 at 08:38 PM

ahahaさん、ありがとうございます。
あちらにコメントさせていただきましたが、いやあ~。
さすがですね。
なんか期待通りのものがあげられてるなあ、と感じてしまいました。
ええ、伝統邦楽の事です。
それに狸御殿と(笑)。

Posted by: とら | June 21, 2005 at 08:53 PM

満腹な記事が読めて嬉しいです!
さて、遅ればせですがコメントを。長いす。

☆ Song playing right now
記事を上げた時、2つ目のトラバを打った所までは順調だったのですが、そこから重くてうんともすんとも言わなくなり、殆ど意地で何とか上げました。最初からこんなに重かったら、こんな記事書かなかったのにー、とアメブロをまたも恨めしく思ったことでした。アメブロの方にコメント付けに行っても、なかなか反映されないし。こんな気を使わねばならない記事の時になんてこと!と。笑 あ、ココログのハンドロールピアノの記事に付けたのは、無理矢理です。とらさんの所なら音楽関連あるはず!と思ったのに、なかなかなくって。もうピアノだからここで!っと。笑

☆ The last CD I bought
オタク、お嫌いですか?笑 私はそんなに抵抗感がありません。自分の性質が多分にオタク的でもあるので。でも、背後に何もない人間よりも、多少オタク的な方が好きです。

☆ Five songs(tunes) I listen to a lot,or that mean a lot to me.
1.リュート。何か画像を見たら、ウクレレのでかいやつ、に見えるのですが。汗 うーん、音はどんな感じなのでしょう。そして、ちょっと調べたら、ジョン・ダウランドという人はSF作家にも影響を?この間、「シビュラの目」という本を読みました。でも、やっぱり私にはSFの感想が書けない・・・。

2.調律。そういえばこの間ピアノの調律師さんが、調律にも色々あって、本当に古代の音楽をやるのなら、調律を変えなきゃいけない、とか話してくれました。何台かはやったことがあるそうです。そういうコンサートもあるそうですね?他にはジャズが大好きな人の所では、「場末のバーのちょっと狂ったピアノのように」調律したりもするのですって。面白いですよね、それを毎年調律するわけです、きちんと。不思議ー。ハンマークラヴィーアも聴いたこと、ないです。

5.ペルシアというと、小学校の教科書で出てきた、「獅子狩文錦」だの「ササン朝ペルシア」、「唐草文様」などのキーワードが頭に浮かびます。でも音楽について考えたことはなかったなー。色々、興味深かったです。

最初に予告したとはいえ、長くなっちゃってすみません。面白い話を沢山お聞き出来て、楽しかったです。ありがとうございました~。

Posted by: つな | June 22, 2005 at 01:06 PM

>つなさん
長いコメントありがとうございます。こちらも、読むのが楽しかったです(笑)。
アメブロ、再度のリニューアルが延期、となった頃から、またまた重いですね。しかも、一時期改善されていたログアウト問題。前以上に悪くなりました。ログインした直後に、もうログアウトされている!(笑)
全然油断ができません。
で、実は音楽関係の記事ってあまりないのです。
むしろ、アメブロの方に、楽譜や音楽書をあげて、書いてあったのでした(笑)。

さて、おたくという言葉。ほんとに嫌いなのです。
というのは、私は初期の初期からコミケに参加していまして、「おたく」という言葉が発生した当時の事も、憶えています。
あれは、アサヒグラフの記者が、コミケを取材して発明した言葉だと言われています。
この取材が大変偏っていまして、当時のコミケの、会場割り当て率からいいますと、10%ちょいしかない「ロリコン」を中心に取材をし、記事を書いた。
当時、「でぶで近眼で臭くて、ラムちゃんの絵を描いた紙袋を持っている」というような、典型的な「おたく」のイメージは、ここから生まれました。
残りの90%近くは、そういう状態ではなかったから、いっしょくたにされるのは、非常に嫌がりました。(なにせ、当時「ロリコンは、隔離されている」とされてたのです)。私がいたのは、アニメとか特撮をやってる人たちのところでしたが、男女ともに「おたく」なんて二人称を使ってる人は、ひとりもおりませんでした(笑)。
今、「おたく」という言葉の意味が非常に広く薄くなっている事は知っていても、やっぱり、当初の姿を知っているだけに、
「絶対一緒にされたくねえ」
と思ってしまうのです(笑)。
そういえば、今は、特定の事に詳しい人を「おたく」と言ったりしますが、これまた、最初の頃は、「半可通」を意味したんですよ。

リュートは、琵琶と同じ祖先を持つ楽器です。そういう意味では、ギターやウクレレと同じ系列(でもってもうちっと祖先いに近い)でもあるのですが、形は瓢箪型ではなく、果物の琵琶に似た形。そうですね、マンドリンが最も似ている楽器でしょう。
ギターとは、複弦といって、弦の張り方が違います。

ハンマークラヴィーアは、ピアノの祖先にあたる楽器です。(ハンマークラヴィーアと現在のグランドピアノの中間的な楽器もあります)。
音は、ほとんどピアノと同じですから、いちいち
「これはハンマークラヴィーアだよ」
と言わなければ、気づかないかもしれません(笑)。
「場末の酒場のような」は、ホンキートンクですね。ジャズ全般で使われるわけじゃないけど、あれも面白いですね。

ペルシアの唐草模様、確かに、ペルシア絨毯や、ペルシアの絵画などを見ると、花や鳥や草花がきれいな模様を作っています。ちなみに、ちょっとはなれたトルコでは、花のモチーフが主流です。チューリップなどはトルコ原産だそうですが、トルコ陶器にはよく見られる柄のようです。そういや、チューリップ以上に人気の鑑賞花、薔薇は、ペルシアの花でした。

Posted by: とら | June 22, 2005 at 02:44 PM

ウクレレとマンドリンを間違えましたー。凹
そういや、うちの押入れになぜかマンドリンが入ってました。

丁寧なコメントレス、ありがとうございました。
またも、へぇ~と感心♪

そういえば、チェンバロは歴史的にどの辺に位置する楽器なのでしょうか。あの音が結構好きで、「チェンバロ風に弾け」とか言われて、そのように努力してみたものでした(バッハの一部の曲でチェンバロ用とかありませんでしたっけ?そして、そう出来てたかどうかは、また別問題ですけど)

チューリップはトルコ原産、薔薇はペルシアの花、なんかも全然知りませんでした。ああ、世界は繋がっているんですねー(でも、頭に地図が描けない)。

Posted by: つな | June 22, 2005 at 06:57 PM

マンドリンをお持ちですか。
うらやましい。
私は撥弦楽器を所有した事がないので、いいなあ、と思ってしまいます。
マンドリンの音もいいですよね。
で、チェンバロですが、ハープシコード=チェンバロ。これは、ピアノともオルガンとも違うものなんです。
構造を簡単に説明しましょう。
オルガンは、管にふいごで空気を通して音を出します。足踏みオルガンは、これを一人でやるわけですが、教会にある巨大なパイプオルガンは、昔は裏で人が(場合によっては複数の人が)ふいごを動かしていたそうですよ。
ピアノは、弦をハンマーで叩きます。そういう意味では、人力で弦を叩く、ツィターなどの仲間と言えます。
そしてハープシコード(チェンバロ)は、爪のようなもので、弦をはじくのです。鍵盤をおろすと、爪が下りてきて、弦にひっかかり、戻る時に弾くような感じですね。たしか、スピネットなどもこれの仲間です。
で、このような構造ですから、ハープシコードはあまり大きな音が出ません。また、音の強弱も、ピアノのようには出せません。鍵盤もピアノよりずっと軽いのです。両手の指をそれぞれ4本しか使わない弾き方があったとか、手首をピアノの場合よりずっと低くおろした状態で弾いた、など教わった憶えがあります。
バッハの時代は、たぶん、もっとも多く使用された鍵盤楽器がこのハープシコードだったでしょう。ちょっとした家なら、置けるくらいの大きさですからね。ことさらハープシコードのため、とされていた曲があったかは失念しましたが、たとえばゴールドベルク変奏曲などは、ハープシコードで演奏されたようです。
ペルシアとトルコの陶器の違いは、調布の中近東文化センター(国際基督教大学の裏手)に行くと、展示によって一目でわかります(笑)。ここの展示物、陶器が多いんですよ。

Posted by: とら | June 22, 2005 at 07:54 PM

>マンドリン
でも、これ実家で埃かぶってたやつで、あんまりいい音はしません。マンドリンもギターもバイオリンも、ちろりと触ったことはあるのですが、どうも弦楽器には向かない模様です(指で押さえるのが上手く出来ないのと、耳があまり良くない。チュ、チューニングがぁ)。
>チェンバロ
よく分かりました。ありがとうございました。ハープシコードとチェンバロが、同じということも知りませんでした。
>中近東文化センター
へえ、そういうのがあるのですか。そちら方面に行くことがあったら是非(でも、その辺り、足を踏み入れたことがないなー)。

ところで、「おまえの恋人はコードネームか番号で呼ばれているのか」に、何となくスタトレ・ボイジャーの元ボーグ「セブンオブナイン」を思い出しました。私、彼女が好きなのですが、とらさんはご存知でしょうか~?

そして、アメブロではなく、ココログへ回した理由。『ここにあるのは、本の話題「だけ」』に恐れをなしたのでした。笑
ああ、またコメント長いですね、すみません。

Posted by: つな | June 23, 2005 at 06:51 PM

>つなさん
ああ、埃ですか。うちにも埃をかぶっている楽器があります。昔、副科で取ってたバイオリンです。コマのところがいたんでいて、うまくしまらなくなってしまいました。
中近東文化センター、確かにへんぴなところにあります。そもそもICUがへんぴなところにあるのです(笑)。調布駅か武蔵小金井駅あたりから、バスで20分くらいかかるんですよ。
途中、調布飛行場も通ったはずです。
あ。アメブロのトップのあの文言ですか(^^;
批評本(とくに、中国とか韓国関係のやつ)を記事にすると、書評である事を無視して、みょー~な事をコメントする人がいますので、書いておいたのです(笑)。もうちょっと補足したいですが、メッセージボードって文字数制限がちょいきついんですよね。やれやれ。
いや~、気になる時は掲示板使ってもらってもいいですし、なんならココログにはメールリンクがありますから、メールでもOKですよ。(メールだとお返事するまでに2~3日いただくかもしれません)。
コメントが長いのも、全然、気にしないで下さい。
無問題。(むねをはる、ぬいぐるみ的なとら)

Posted by: とら | June 23, 2005 at 07:53 PM

ども!大変お返事遅くなりました。ごめんなさい。
約二週間ぶりにPC開きました(苦笑
なんかすっかり話題に乗り遅れてしまってます~残念!!

Posted by: 霧狼 | June 26, 2005 at 10:30 PM

>霧狼さん
いえいえ、とんでもない。
二週間ぶりとは……いろいろ大変だったのですね。
もし、余裕があったら&気が向いたら、締切などはとくにありませんので、のってみてください(笑)。

Posted by: とら | June 26, 2005 at 10:35 PM

とらさん、こんなブログしているって、なんで言ってくれなかったんですか~!!知らなかった・・・どっかに書いてあるのかな。毎日莫大な量の更新をチェックするだけで他に目が回りませんでした。しかもあれだけの量書いているのに、まさか他にもあるとは思っても見なかったです。
ダウランドのリュート曲集知りませんでした。今度探してみます。イタリアは古楽の流行が日本よりかなり遅くて、最近になってやっとなんですよ。(変ないい方ですね、イタリアにも古楽はあったのだから・・・)でもいったん流行ると猫も杓子もって気はします。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」いいですね。いろんなソロ楽器用に編曲して弾かれますね。皆にあのメロディーラインを弾きたいと思わせる曲なんだろうな。
バッハの受難曲は実は私もバトン用に考えました。でも長いので聴こうとするのに力(りき)と心の準備がいる。その点平均率や組曲はその点気軽に聴けますね。組曲といえば、チェロの無伴奏組曲もいいし、管弦楽組曲もいいですね。バッハの曲は気持ちにはりが出るんです。(そういう意味で、かえってヴィヴァルディなんかは何故かダメ。)気持ちにはりが出るといえば、ブランデンブルグ協奏曲も。あれはどの協奏曲もよく出来てるなぁ。
それにしても、とらさんは色んなジャンルの音楽をご存知ですね。私は反抗期にはロックもポップスも聴いていましたが、この頃は全然。流行っているのものは巷で何回も無理やり聴かされますしね。ボサノバ・ジャズが好きですが、なかなか深入りする時間がありません。
このブログ、ブックマークしておきます。

Posted by: KNDCHK | July 01, 2005 at 05:20 PM

KNDCHKさん、どうも~。
このブログ、雑記帳みたいなものなんですが、大半、空手の事が書かれているので、特に宣伝していません(^^;
MusicalBatonはめざといつなさんが、こちらにまわしてくれたのです(笑)。
私は高校で作曲を、その後楽理を一時期専攻しておりまして、なんでもかんでも聞くのは、そのせいがあるかと。
でも、やっぱバッハでしょう!
バッハの地位は不動であります。
ただ、オルガンを除く鍵盤楽器のものは、弾く方が優先になってしまい、かえって、純粋に聞くという事があまりありません。平均律もいいし、フランス組曲もいいし、パルティータも大好きなのですが。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」、これはジャズの人なんかもけっこうサックスなどで吹いたりしますね。メロディーそのものは平易だし、あまり音がとばないから、どんな楽器にも写せるのかもしれませんね。
ですが、実はパヴァーヌだとフォーレのやつがもっと好きなんですよ。こちらもメロディーが大変きれいですが、実際には、混声合唱がついています。そして、合唱つきで演奏される事があまりない。残念。

それにしても、イタリアで古楽が最近のはやりとは!
イタリアのルネサンス音楽も、大変美しく、魅力的なのに、かえりみられていなかったのですね。もったいない。
うちには、十字軍時代の音楽を集めたCDが1枚あります。その大半は、イタリアのものだったかと。かの時代を彷彿とさせる、好きなCDの1枚です。もちろん、ルネサンスより古い時代の音楽ですが(笑)。

Posted by: とら | July 01, 2005 at 05:44 PM

とらさん、こんにちは。
とらさんは音楽もくわしかったんですね!
以前、ハープシコードの製作者の方の話を聞く機会がありまして、そのとき演奏も(他の人によって)行なわれたのですが、音が小さいのに驚きました。
その昔は音楽を聴くというのも、現在とはまったく違った行為だったのだろうなあ、と思いました。

ところで「おたく」に関する考察が非常にタメになります。
なるほど! 今後は気安く「おたく」とは言わない(書かない)ことにしましょう!

Posted by: 喜八 | July 18, 2005 at 05:29 PM

>喜八さん
ハープシコードは、主に、サロンなどで演奏されたらしいんですね。
なので、演奏会でハープシコードを使う場合も、大ホールは不向きなので、たいてい、小ホールクラスのものを使うみたいです。
私は音楽高校出身で、同級生に、ハープシコードを弾く人がいまして、演奏会のお知らせを受け取ると、たいてい、小さめの会場になっていました。
でも、あの音には魅せられます。
ハープシコードの曲は、どれも、ピアノでだって弾けるんですが、やはりハープシコードならではの味わいがあって、それがいいんですねえ。

「おたく」。うわはは(笑)。
私は、非常にこれに関しては気むずかしい方だと思います。
今はほんとに、普通の言葉になってしまい、びっくりさせられます。ていうか、あまりにも、どんなものにでも「おたく」を使うようになってしまった気がします。

Posted by: とら | July 18, 2005 at 05:40 PM

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» ★MUSICAL BATON★ [きょうのできごと]
『★MUSICAL BATON★』 なんとこんなものが私のとこに回ってきました!!! 『I Love Jazz&Fusion』のRanranさんから、回ってきました。 ★『MUSICAL BATON』とは・・・・・・ 元は海外のブロガーから渡来して来たもので音楽についての質問を4つ答えてその後5人の友人へこの質問を振っていくという、「チェーンメール」チックなものみたいです。 よくわかっていないですが・・�... [Read More]

Tracked on June 21, 2005 at 12:15 PM

» MUSIC BATON [★☆★Starry Eyes★☆★]
はとさんからまわってきたMusic Batonです。 いわゆるチェーンメールならぬチェーンブログみたいなものみたいですが(笑)今流行りらしいです^^; とりあえずおもしろそうなんでのってみた♪ 1.Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファ..... [Read More]

Tracked on June 21, 2005 at 04:31 PM

» Musical Baton [◆Ahaha堂本舗◆]
 とらさん から、「中島みゆきメドレー 」の記事にTBと、こんなコメントをいただきました。    本日は音楽企画のお誘いに参りました!    Musical Batonというやつですが、ご存じでしょうか。  Musical Batonに関する、はてなダイアリーの説明を読みました。  こんなものだそうです。http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Bat... [Read More]

Tracked on June 21, 2005 at 08:41 PM

» ミュージック・バトンだって!? [読書感情文]
あの音楽音痴のぐたさんに??? まあ、モノ好きな人もいるもんだ!!! ひそひそひそ・・・ ふふんっ! 私にだって、やっと廻ってきたもんね! 「本読みの日常」 のFOOLさんから、ミュージック・バ!ト!ン! どうだ、まいったかっ!?(威) とはいうものの、((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル どどどどうしよう。この私に... [Read More]

Tracked on June 30, 2005 at 02:04 PM

» 音楽バトン [喜八ログ]
ホラー映画フリーク(かつ超多忙な企業経営者)の yohko さん、 ジュエリー・デザイナー(かつ超多忙な企業経営者)の Ree さん、 のお2人から音楽バトン(Musical Baton)の御指名をいただきましたので、参加させていただくことにします。...... [Read More]

Tracked on July 18, 2005 at 05:22 PM

» 音楽 [おたくマニア]
音楽音楽(おんがく)とは、川の流れなどで生じるランダムな音(これを音響学では雑音という)以外の、時間的に規則性がある・周波数に規則性があるなど、ランダムさが低い特性をもち、かつ人間が楽しむことのできる音のことをさす。またこのような特性をもつ音を様々な方法で発したり、聴いたり、想像したり、それに合わせ...... [Read More]

Tracked on August 04, 2005 at 04:09 PM

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