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July 10, 2005

ほんとうの流し受け

流し受け、という受け方がある。
上段突きが来た時、外から内側方向へ、手のひらで相手の拳をばしっと打つ受け方。
今日、古武道の稽古が終わった後(古武道の先生はうちの流派の空手の5段も持っているので)、その正しいやりかたについて、雑談の中、面白い事を聞いた。
今は、流し受けと呼ばれている通り、相手の拳を目標から流してそらせるように打つ受け方になっているんだけど。これ、もともとは手首を使って、相手の腕をとらえる、平手回し受けの変形みたいな受け方だったらしい。
「でも、今の若い人は、みんなできないでしょう」
とのこと。
そりゃ、そういう風に習っていないもんな。
当然、ばしっと相手の拳を打って受け流す方が速いし簡単なのだ。
でも、本来の受け方は、すぐに相手の袖口をつかめるので、その方が相手を崩すという点では効果が高い。
空手の技も、年々合理化されてきてるわけだけど、合理化される中で、単純化され、失われるテクニックというのもあるんだなあ。

ところで、今日、古武道の稽古中、まだ空手の基本が弱い、と言われてしまった(同時に、一緒にやってる空手が黒帯の人たちと自分を比べてはいけない、とも言われたが)。
空手の方は茶帯取ったので、そろそろ、空手の方も「次の段階」に進んで稽古した方が良い、ということだ。
今までは、基本通りに練習していたところを、う~ん、おおざっぱな表現だが、メリハリをつけて瞬発力を高めるようにということだ。これができるようになれば、古武道の方も含めて、ふらつきがなくなるという話。
たしかに、最初の頃に比べるとだいぶふらつかなくなってはいるけれども、完璧じゃないからなあ。
運動神経(よーするに反射神経ということだろうけれども)は、練習次第で高められるそうだ。

練習を積めば、いずれは、今日見せてもらった「ほんとうの流し受け」も……!!

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Comments

最近は空手の基本的な受けばかりやってますので、所謂「流し受け」と言うのは殆どやってません。

しかし中国武術では相手の勁(力)を化かして受ける(流す)、『化勁』と言うものがあります。
この本当の流し受けと言うのも化勁に属すると思われます。
また、ご説明の手の使い方は蟷螂拳の手の使い方に似ている様です。
と言っても各流派にその様な受け方は存在しますが、より強くその特徴が出ているのが蟷螂拳かなぁと思います。

尚、体捌きをしながら受けを行うのは当然ですが、その受けをする際には、肘から後ろに引くという意識で行うと上手く行くと思います。

Posted by: 霧狼 | July 11, 2005 at 04:47 PM

>霧狼さん
蟷螂拳にそういうものがあるとは初耳です。
やはり中国武術もいろいろ見てみたいですねえ。
上地流系だと、おおもとは、「受ける」+「つかむ」+「引く」が一連の動作になっています。
なので、確かに、おっしゃる通り、肘から引くという感じになっていそうな気がします。意識した事はなかったのですが(^^;
しかし、この、手首をうまくつかってひっかけるように受けるという形が、意識しないと、とても難しく、無意識にできるようになるには、相当の修練が必要な感じです(汗)。

Posted by: とら | July 11, 2005 at 07:46 PM

蟷螂拳にも様々な流派があり、まさに日本の空手の様に様々な型や構え、考え方が存在します。
有名な虚歩(猫足立ち)になり、手をカマキリの鎌の様な「蟷螂手」で構えるあの姿勢も色々あります。
話題にしている化勁ですが、化勁自体は中国武術全般に存在する技術です。
しかしとらさんご説明の手法は、蟷螂拳の蟷螂手で横から引っ掛け、衣服を掴み、引き崩すと同時に攻撃を加える技法とよく似ています。

しかし本来は武術である空手ですから、当然この様な技法が存在するのは当たり前ですよね。
空手に限らず、およそ武術であるものにはこの様な技術が存在します。
ただ、私見ですが、この受けから始まる相手を崩して行く技法のみを見るならば、一番高度で洗練されている技術は『合気』ではないかと思っています。
何故ならば、合気はその相手と触れた場所から相手を崩すのみならず、崩す事と並行して相手を極めてしまうからです。

おっと、論点がズレてしまい、まとまらなくなって来ました(笑)
それではそゆ事で('-^*)/

Posted by: 霧狼 | July 11, 2005 at 08:40 PM

なんと、蟷螂拳だけでもいろいろ流派があるのですね。
上地流の流祖(上地完文)は、中国で武術を学んできて、虎拳と鶴拳の免許を持っているそうなのですが、蟷螂拳も実際に見たり学んだりした可能性は捨てきれないですね。
ああ、でも、蟷螂拳、実際に見てみたいです(笑)。
中国武術の演武会は何度か見に行ったのですが、蟷螂拳はなぜか見た事がありません。
合気か、たしかに相手の力を利用して崩す技は、合気が一番洗練されてそうですねえ(‥

Posted by: とら | July 11, 2005 at 08:53 PM

え~、ざっと思いつくだけでも蟷螂拳は…
七星蟷螂拳
秘門蟷螂拳
梅花蟷螂拳
六合蟷螂拳
八歩蟷螂拳

などなど、色々在りますね。
私も実際に学んでる人には会った事はありませんが、かなり実戦的な優れた武術と聞いています。

Posted by: 霧狼 | July 11, 2005 at 09:22 PM

なるほど、ざっと数えただけでそんなに。
門外漢にはどういう差異があるのかすらわかりませんが、非常に興味をおぼえます。
中国武術も、ほんと、内容がいろいろですよね。

Posted by: とら | July 11, 2005 at 09:54 PM

手首を使って相手の手を捉えると言うと、うちの流派では掛け手系の技になりますね。もちろん他の流派でもそうだとは思うのですが、ここでとらさんが言われている受けは、うちでは「転掌」に出てくる技が一番近いかと思われます。あるいは、上段の繰り受けですか。繰り受けは、うちの十三に出てくる技で、やはり上段に来る突きを、手首でからめとってそのまま引き摺り倒すという技になります。
全空連に所属している大学生だと、こういう受けから相手の手や袖をとりにいくという技をあまり稽古しないので、かなり分解等見ると、苦手としている人が多いようです。出来るようになるとなかなか楽しいのですけどね。

Posted by: 和尚 | July 12, 2005 at 02:11 AM

>和尚さん
手首を使う、という事が難しいというか、それより簡単な受けに流れてしまうのでしょうね。
実際、うちの流派では、最も多用するのが、平手回し受けで、これは文字通り、手首を使い、相手の突く腕に絡むようにして袖なり腕なりを絡め取るという受けですが、試合で使える人はほとんどいないようです。
(高段者はまた話が違うのでしょうけれども)。
実は、私の当面の目標のひとつが、これを「試合でも」使えるようにする、という事なんですよ。
沖縄空手にはそれぞれ系統があるとはいえ、やはり共通点もありますね。
単に打ち流すのではなく、掛けてつかみ、崩す。
やはり、これですね。

Posted by: とら | July 12, 2005 at 08:05 PM

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