電話セールスってやつは、だいたい嫌いなのだが、最近のは、とくに、プロ意識がない。
おかげで、戸別訪問より腹が立つのだ。
なぜか。
りーんりーんりーんりーん。
「(カチャ)はい」
「……(カチャ)あ。○○さんのお宅でしょうか?」
ここだ!
つまり、彼らは、オンフックのまま、ダイヤルしてるのだ。
そして、セールス相手が「出た後に」受話器を取る。
そして、まず、
「あ」
……。
一社だけではないぞ。
最近の電話セールスマニュアルは、いずこもそうなってるんでしょうかね。
オンフックで電話をかけ、相手が出たら受話器をおもむろにとって、
「あ」
と言いなさいと。
まあ、そうじゃなかろう。
そんな指導をするとは到底思えない。
なぜなら、それは、相手を不快にさせるに決まっているからだ。
なぜって、
「あ」
という短い音声には、
「そこで相手に気がつきました」
というサインが含まれているからだ。
わかりますか?
対面している場合なら、そっぽを向いて相手の名前を呼んでおいて、返事が聞こえてから、
「あれ、そこにいたの?」
というような表情で振り向く。そんな感じだ。
そもそも電話というものは、大変ワガママなツールなのだ。
つまり、かけた側が、かける側の都合などおかまいなく、その場に呼びつけるというものだからだ。
居丈高だ。
かけた側の話したい事を話すために、相手の都合におかまいなくその場に呼びつける!
……セールスでそれをやりますかってなもんだ。
しかも、相手の来るのを待ち望んでいて、相手に来てもらったら喜ぶ、というのならまだ良い。
「あ」ですよ。
相手が来たという事におどろく。
しかも呼んだ相手に話しかけてもらうまではそっぽを向いているような状態。
「セールスをする私の方があなたよりも立場が上なんです」
そう言っているようなものだ。
あんた何様ですか。
そんな怠惰かつ無礼な姿勢でセールスしようとするセールスマンの話など、なぜ聞いてやらねばならないのだ?
いやしくもセールスをするというのなら、そしてどうしても電話でやりたいというのならば、
まず、オンフック状態でかけるな。
相手より先に自分が受話器を取れ。
「あ」は厳禁だ。
社名と姓名をきびきびと名乗り、用件を述べたまえ。
だらだらとしゃべるな。
まあ、こちらが断ったとたんに、
「ん。わかりました」
などと、更に無礼な反応をした奴もいるが、こんなのは論外だ。
「ん」ってなんだよ。
子供相手にしているとでも思っているのか。
それとも甘えているのか。
どちらも、セールスマンが採るべき態度ではないのだ(いや、この場合はセールスウーマンでしたがね)。
だが、今後個人相手に営業をする会社はな。
そもそも、電話をセールス手段に使うな。
こういう居丈高なツールをセールスに使うべきではないのだ。
現代人の時間は、0.1秒たりといえども、貴重なものなのだぞ。
誰かのため「だけ」に時間を費やすのなら、よっぽど、費やす側にとって重要な用件でなくてはなるまい。
そして、売り込みなんてものは、受ける側にとっては、ちっとも重要ではないのだ。
少なくとも私に関して言えば、電話セールスをしてきた会社のサーヴィスも製品も、一切顧みるつもりはない。
電話セールスをしてきたという時点で、ユーザーを尊重していないという態度が丸見えだからな。
信頼できません( ‥)/
迷惑メールと、その点、同様なのである。
Recent Comments