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March 05, 2006

音楽バトン version2

バトン記事といえば、最初にブログで流行ったのが、渡来のmusical baton というやつだったのだが、その後、いろいろなバリエーションが登場し、今や最初のフォーマットは影も形もないようだ。
しかし、その変遷を見てみると、次第に、ブログらしい発展を遂げているように思われる。
たとえば、今回私が受け取った、「音楽バトン2」。
バトンをまわした人、まわす人のイメージを音楽であらわすと? というような設問が含まれるのだが、これは最近よく見かけるパターンだ。
単に伝言ゲームのように 文章を投げていくチェーンメールとは、明らかに違う。
そもそも、相互にある程度のつながりがなければ、受け渡しできない条件と言えるよな。

さて。私にこのバトンをトスしたのは、喜八さん
喜八さんによると、私のイメージ曲は、ビリー・ジョエルの「ピアノ・マン」なのだそうだ!
おー(‥
これは私の好きな曲だったりする。喜八さん、どうもありがとう。
  ☆喜八さんの記事は、こちらから☆

では、改めて、ひとつずつ、設問に答えてみよう。

1.このバトンをくれた人(喜八さん)を音楽に例えると?

ベートーヴェンのピアノソナタ第3番。
純粋音楽でありながら、さまざまな意味でロマンティックな要素をそなえたベートーヴェンの音楽の中でも、交響曲よりコンパクトなピアノソナタ。表題がついているメジャーな大曲ではありませんが、3番は曲調が明るく(しかし過度ではない)、耳に快いのに、実は音楽学校で課題曲に指定されたりする、それなりの難曲なのです。
温厚だが、決して弱腰ではない、毅然とした紳士の喜八さんにぴったりだと思います。

2.自分を曲に例えるなら?

ブラームスのピアノソナタ第1番。
フルオーケストラの交響曲のように作曲された初期のブラームス作品(ゆえに、ピアノで演奏するには、それなりの難曲である)。オーケストラではなくピアノで、というところに、やや無理があり、かつそれは気負いでもある。情熱に満ちてはいるが、作曲者の若さとそれによる「余裕のなさ」も、ややかいま見える(笑)。
口をぬぐって理想の姿とするならば、ベートーヴェンのヴァルトシュタインあたり持ってきたいんですがねえ……(笑)。ま、ここは正直に。

3.車の渋滞にハマッてしまった時に聴きたい曲は?

自分が歌える曲ならなんでも。要するに、暇つぶしをしようって事だな。しかし、クラシックだと気を入れすぎてしまうため、こういうシーンで最も適しているのは、ロックなり、ジャズなり、ニューミュージックなり、アニソンなり、といったカジュアルなものの方が良いな。また、クラシックだと、エンジン音に負けてしまう事があるので、その点でも、音量が比較的均一な、ポピュラー音楽の方が車内には向いている。

4.恋が成就しなかった悲しい夜に聴きたい曲は?

深く傷ついた時に心を癒す事ができる音楽といえば、バッハをおいて他にあるだろうか? いや、あるまい!
それも、受難曲が良い。好みとしては、ここは『ヨハネ受難曲』かなあ。まさしくこれは、音楽による「祈り」であり、そこに存在する緩急、高まりと鎮静が、心の傷を薄皮をかぶせていくかのように覆ってくれるのだ。

5.仕事や学校の帰りに電車の中で癒してくれる曲は?

これまた、電車の走行音や、駅などの雑踏の中という条件があるので、設問3と同様、クラシックはあまり向かないんだよな~(笑)。音量がある程度均一なものが良いが、3のような暇つぶしとも違う。
というわけで、楽器が音の強弱をあまり加減できない時代のものが良い。すなわち、古楽だ。
疲れを癒そうというのも含むとするなら、ダウランドのリュート音楽かなあ。ちょっとメランコリックなものが多くなるのだが、それもまた良し。

6.ビルの間を駆け抜ける時に聴きたい曲は?

これはちょっと微妙なのでは(‥
「何で」駆け抜けるというのか(笑)?
自分の足、自転車または原付、オートバイ、車、それぞれ違うと思うんだがなあ。
そうだな、一番ビルの間を駆け抜けるシーンとして、自分が一番思い浮かぶのは、ステージとしては西新宿の高層ビル街、使うのは足。
ならば、ヴァンゲリスかな。
但し「炎のランナー」ではなく、「ブレードランナー」。
いいじゃん、あれだって走ってるんだぜ!
それに、西新宿を走り抜ける時、たいてい、目的地は歌舞伎町かその近辺だったりするし……。
なんつっても、私はSFファンでもある。

7.真夏のビーチに着いてすぐ聴きたい曲は?

え。え。えー?
真夏のビーチだろ?
……即座に海に飛び込みますが……なにか( ‥)/
音楽の入る余地があるのか?
う~ん。
う~んう~ん。
う~んう~んう~ん……。
すみませんね、どなたか、カリブ海あたりの、スチームドラムの音楽でも、流しておいてください。

8.片思いに苦しむ夜に聴きたい曲は?

俺に恋愛関係の事を聞くなってば……(ぶつぶつ)。
縁がないのですから!(笑)
そうだなー。
困ったなー。
なんかあるかなー。
ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』なんぞはいかが。
いや、深い意味はないぞ。
決して、失恋した相手をなき者として、棺に入れようなどとは思っていないぞ。
いや、いっそ、同じフランス近代のパヴァーヌなら、フォーレの方が良いかもしれん。できれば、合唱つきの演奏で。
ふっ。ふっ。ふっふっふっふっ……(笑いにも意味はない)。

9.大切な友達と喧嘩した後に聴きたい曲は?

定番でかんべんしてくれたまえ。
シカゴの『素直になれなくて』。
とりあえず手元になければ、ビリー・ジョエルの『オーネスティ』でも可。
言うに言えない気持ちは、やはりこういう曲で!(笑)

10.次に回す5人を曲に例えると?

さーてどうしようかな?
別段、バトンを回そうというつもりはないのだが、普段おつきあいしているブロガーを曲にたとえてみるのは面白そうだな。なので、3人ピックアップしてみるが、バトンを渡すというわけではないので、名前の出た方は、もしこの記事に気づいて、書きたいな~と思った場合に限り、置いてあるバトンを拾い上げて下さい(笑)。

つなさん……イタリア歌曲の『すみれ』。
声楽専攻の人は必ずイタリア歌曲集を勉強するのだが、その中に、この『すみれ』という曲が載っているのだ。かわいらしい曲なのだけれど、歌うのも伴奏も、この曲集の中では、ちょいと難しい。
やさしく見えて実はそうではない、というあたりが、つなつなっぽい。

ペトロニウスさん……リストの『ラ・カンパネッラ』
悪魔的に難易度が高いピアノの名曲。天才であるリストが、その天才ぶりと自己顕示欲を余すところなく発揮し、そのスルドさと華麗さを見せつけた、誰も文句が言えない名曲である。曲調の鋭利さと華麗さ、緻密さがペトロニウスさんにはぴったり。

いちみさん……ラヴェルの『マ・メール・ロワ』
2台のピアノによる演奏で。フランス版マザーグースを題材にした組曲だけれど、ラヴェルらしい雰囲気で、妖精の国や架空の東洋が、一見きらきら、その実巧みにかつ複雑にしつらえらえている。

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Comments

とらさん、こんばんは。
バトンを受け取っていただきましてありがとうございます。

私のイメージは「ベートーヴェンのピアノソナタ第3番」ですか!
・・・よく分かりません。(^_^;)
今度、図書館でCDを借りてきて聞いてみます。

『亡き王女のためのパヴァーヌ』は私もよく聞いています。
かなり好きな曲だと言っていいでしょう。
『ブレードランナー』は映画も音楽も好きです。
映画館・VTR・DVDで何度も鑑賞しています。

音楽に詳しいとらさんと共通点があって良かったです!


Posted by: 喜八 | March 06, 2006 at 08:18 PM

>喜八さん
確信犯的ではありますが、ベートーヴェン、ブラームスのピアノソナタなど、ちょっとマニアックな選曲でしたね(笑)。
即座にわからなくて申し訳ありません。
ですが、どちらのソナタもなかなかいい曲ですので、機会がありましたら、聞いていただけると嬉しいです。

Posted by: とら | March 06, 2006 at 08:49 PM

わははは。なかなか渋い選曲ですね。
渋滞時のクラシックといえば、以前会社で嫌な事があって
ベートーベンなんぞを大音響で聞いてたら
(ジャジャジャジャーンのやつw)窓が開いてて隣の車の人が
びっくり顔で見てた事がありました。

これオイラもらっていいかい?バトン好きの子に回したい。

Posted by: もと | March 08, 2006 at 01:22 AM

クラッシックは確かに周囲のうるさいところでは聴く気がしませんね。ところで最近は周囲のノイズを消して聴けるヘッドフォンが出てますよね~。あれはすごい発明だなァ。札幌のキタラホールでもこのシステムをホール内のノイズキャンセルに導入しているらしいです。すごいなぁ、日本は。

Posted by: kndchk | March 08, 2006 at 03:45 AM

>もとさん
ご自由にお持ち下さい(笑)。

Posted by: とら | March 08, 2006 at 10:31 PM

>kndchkさん
ノイズを消す技術、これがさりげなく開発されてきてるのが凄いですね!
そのうち、まわりがどんなにひどい音響でも、聞きたい音だけ聞ける技術が普通になるのかもしれませんね。
携帯でも、骨伝導を使う事で、それを可能にした機種なんてのをだいぶ前にCMで見た憶えがあります。

Posted by: とら | March 08, 2006 at 10:33 PM

こんばんわー、とらさん。ようやく記事を書き上げました。
というか、、、『マ・メール・ロア』のプレッシャ(?)を背負いながら、何を選ぼうか1週間かけて悩んで(楽しんで?)いたんですが。

う~ん、とっても面白かったです! 楽しいバトンをご紹介いただき、ありがとうございました(^ ^)

Posted by: 主婦いちみ | March 11, 2006 at 11:46 PM

いつの間にか・・・トライしてみんますが。僕は、音楽関係はうといので、遅れても許してください(笑)

Posted by: ペトロニウス | March 12, 2006 at 12:13 AM

>いちみさん
ブラームスの交響曲1番かあ、いやー、いい曲をイメージしてもらえました!
良いなあ。
記事の方も堪能させてもらいました。
こちらからもさっそく、トラ返しますね。

Posted by: とら | March 12, 2006 at 10:32 PM

>ペトロニウスさん
最後のは、勝手にイメージさせてもらったということで、バトン受け取ってというのではないので(笑)。
もちろん、読みたい気持ちはすごくあるのだけど(笑)。
いや、バトン持ってってくれてありがとう。

Posted by: とら | March 12, 2006 at 10:33 PM

とらにーさまの、TBの素早い返しに脱帽のつなです。こんばんはー。笑
ピアノも習ってたし、吹奏楽もやってたのに、なぜか音楽に疎いワタクシ。今回のバトンは、難しかったですー。

Posted by: つな | March 15, 2006 at 10:16 PM

>つなつな
おつかれー。
思いの外、苦戦しちゃったのですね?(なでなで)
「すみれ」はそのうち、楽譜を探しておくか……(笑)

Posted by: とら | March 15, 2006 at 10:27 PM

, ,: (^_^)

Posted by: Jackets XXL | October 14, 2010 at 08:57 AM

, blog,: ^_^

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